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「年収の壁着手」


昔から議論されていた年収の壁
ついに一定の指針が出たようです。
最低賃金の額が上がる中、
年収の壁との関係で、女性の労働抑制を招き
企業の人手不足が助長されるという懸念。
そのための対策として、
まずは年収130万の壁。
従業員100人以下の企業で、扶養から外れて
社会保険料の納付義務が発生しますが
連続2年までは年収130万超えても
保険者の判断で、扶養にとどまれるとのこと。
従業員101人以上の企業で社会保険料の納付義務が発生する
年収106万の壁では助成金での対応となるようです。
今月には概要が発表され、
10月から順次対策が実施される予定とのこと。
ただ、これらの対策は暫定的措置なので
恒常的ではない様子。
年金関係の仕事をしていて感じますが
制度が変われば変わるだけ事務も煩雑になります。
特に年金などはその時の不備が分かるのは
受給権発生する時、つまり65歳の時が大半。
「処理が間違っていた!」と。
その時気づけば良いですが
気づくのが遅いと、不利が生じる事も。
また暫定的な対応で出くわすのが様々な解釈。
労務を担当される方も同じ思いかと。
今後の動きをしっかりと把握していく必要がありますね。
その時その時の手当も大切ですが
対処療法的であればあるほど、
制度は複雑になっていくと感じます。
結局のところは抜本的な対策にそろそろ
着手しないといけないかもですね。
それはそれで、制度が180度変わってしまうので大変ですが・・・。

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