「対話型AIとカウンセリング」

AIの技術が日々進化し、
私達の生活にもだんだんと
日常になってきているようです。
この前びっくりしたニュースが、
相談先の1位が親や友達を抜いて
なんと対話型AI。
利用したことはないですが、
確かに、場所や時間に制限されず
相談のハードルも低い。
AIは私達との過去の対話履歴や
反応パターンを分析し、
私たちが求めている最適解を提供してくれます。
ある意味、常に心地よい言葉を投げてくれるのです。
ある面ではAIは非常に良き理解者だともいえます。
しかし、AIに頼りすぎると
自分を常に受け入れてくれるがゆえに、
多様な視点からの批判的思考を放棄してしまい、
AI視点のみの判断に自身をゆだねてしまう。
それゆえ現実的な社会から孤立していく事にも
繋がっていく可能性を秘めていいます。
カウンセリングの真の目的は
自分自身で自己理解を深め
自分自身で問題解決をしていく力を
身に着けるための後押しのような
意味合いもあります。
自分自身が気づいていく過程は
ある意味苦しい作業です。
その苦しい作業を
私たちは様々な技法を使って
あの手この手で語り掛け、気づいてもらいます。
もちろんAIの良いところももちろんあります。
下手なカウンセラーさんよりも
優秀だったりしますから。
私もAIに負けなうよう日々精進しないと
そのうちAIにとって代わられてしまいますな。