「在職老齢年金制度見直し」
現状働いて一定以上の給与収入があれば
厚生年金の受給額を減額する「在職老齢年金」。
減額対象者を縮小する、
即ち基準額を引き上げる案が出ているようです。
現行制度は給与と厚生年金の合計が
50万を超えたら超過した分の半額が
支給されません。
良く勘違いされるのが、
年金は基礎年金は関係なく
厚生年金の部分のみです。
そんなに対象者いるの?と思いますが
なんと、2022年度末時点で、
50万人程度基準額を超えているようです。
基準引き上げは就業意欲の確保で
良いのではないかとは思いますが、
財源確保のために
保険料の上限を65万から
引き上げる案も同時に進行しているようで。
結局現状だけ見ると「いってこい」
みたいな感じもしますが。
今回の106万の壁撤廃も
103万の壁が本格的になり
急浮上した感は否めませんが・・・。
いずれにしろ、世間的には
我々がもらうときに今の試算額が
ある程度保証されていることが前提に
はならないと、なかなか「うん、そうだね」
と言えないところもありそうですね。
実務的には、在職老齢年金完全撤廃の方が、
計算ややこしくないんですけどね・・・。