「年金改革関連法案」

毎日暑い日が続きますね。
7月になりましたが、
あっという間に梅雨が終わってしまいました。
水不足が心配です。
年金改革関連法案が閣議決定され、
国会に提出され6月13日に成立しました。
世論的にも実務的にも
遺族年金が大きな見直しかなと思っています。
特に遺族厚生年金は
もともと専業主婦世帯をモデルにしているため
昨今の社会情勢にはややそぐわなくなってきている
また男女間の差の解消もずっと言われてきました。
すでに受給権が発生している遺族厚生年金は
現行の仕組みが適用されるようです。
基本的にはすでに受給権が発生しているものを
返せというのは考えられませんからそれはそうでしょうが。
子のいる世帯なども現行どおりのようですが。
子のない世帯20代から50代が関係しているようで、
SNSで騒がれている5年有期年金。
ただ、それとは別に、収入要件の撤廃と、
有期給付加算の創設、死亡時分割の創設なども
検討されているようです。
SNSでは、あまりこのあたりはふれず
5年有期だけが一人歩きしているようです。
もう少し、SNSで発信する際は
多角的にみて発信して欲しいなあと思いますが。
そもそも、遺族厚生年金は夫が死亡した場合は
夫が55歳でないと受給権発生しませんし、
発生しても夫が60歳にならないと遺族厚生年金はもらえません。
例え、主夫であっても。
今の世の中的に実情に即しているのか?
だからと言って、今回の改革案を
手放しに肯定している訳ではありませんし
運用していく中で見直しが必要だとは思われます。
しかし、厚生年金制度の全身
労働者社会保険法は昭和17年に制定。
さすがに時代とともに見直しをしていかないと
実情に即さないでしょう。
ただ、実務的にはむちゃくちゃくややこしくなりそうです。
せめて、業務にあたっている人申請する人含めて
簡素化していただきたいものです。