おはようございます。

キャリアのご相談を受けていると

何がしたいかわからない、したい事は特にない

と言ったお話を伺います。

キャリアを選択するとき、

「得意なことは何か」「何がしたいか」

といったwhatの視点で職を選ぶでしょう。

しかし、このしたい事、

年齢ごとに変わっていきます。

20代の頃にしたかったこと、30代でしたかった事、

それなりに経験を積み、視野が広がり興味は

広がるからです。

またライフステージにより、

やりたい事にも制限がかかります。

もう一つの方法として

どんな働き方をしたいかというhowの視点。

その人がキャリアを選択する中で

これだけは譲れない価値観、欲求、能力を現します。

これはキャリアアンカーと言われ

船の錨という意味です。

生涯に渡り自分の軸となるもので

キャリアアンカーは8つに分類されますが、

例えば「ワーク・ライフ・バランス」

のキャリアアンカーを持つ人は

お金だけでなく、

私生活とのバランスを重視していくでしょう。

また「社会への貢献」の

キャリアアンカーを持つ人は

仕事を通じて社会貢献が実感できる働き方を

望むでしょう。

自分の譲れないアンカータイプを知ることで

ぶれない職業選択がその都度できます。

また与えられた職の中でアンカーに近い

働き方をする事で満足度が高くなります。

企業の求める人材とアンカーがマッチすれば

適切な人材配置が可能になります。

キャリアアンカーはある程度キャリアを積んだ方が

自分のキャリアの軸を知るためのツールです。

診断はネット上でもできますが、

単に診断するだけでなく、

その診断の結果を踏まえて自己分析することが

必要です。

将来何をしたいか分からない

ただ働いてるだけでしたい事はないなど

whatの視点で悩んでおられるなら

どんな働き方をしていきたいのか

漠然と考えていくのもよいかもしれませんね。