「技能実習制度の今後」
1993年に導入された技能実習制度も過渡期を迎え、
今回技能実習制度の廃止を促す
中間報告書の原案が示されました。
途上国の技術移転が当初の目的でしたが
実際は人手不足により労働力として
期待されているという実態に伴い
より現実に即した運用を行うという趣旨かと。
技能実習制度は現行では転籍が認めれませんが
新制度ではそのあたりも緩和の方向で
検討するようです。
人材確保・育成を目的とした
新たな制度創設を検討していく中で
外国人が中長期的に活躍できるキャリアバスも
論点の一つとして含まれています。
実際の制度改正はもう少し先になると思いますが
中長期的なキャリアプランに基づいた人材育成の視点が
ようやく技能実習生にも必要だという事を
国が改めて公言してくれたことは
大きな一歩のような気がしますね。