「最低賃金額の改定額」
今年度の最低賃金の改定額が出そろいましたね。
今年度は全国平均は1,004円。
全国平均が1,000円を超えたのは初めてで、
引上げ額、上昇率ともに過去最大となったようです。
特に今回は物価高もありますが
人材流出への危機感が背景にあり
最低賃金が低い地方を中心にして
大幅なアップがあったようです。
賃金の改定にあたっては
中央最低賃金審議会が目安を示すのですが
目安より大幅なアップを示したところもあれば
目安を基準にしたところもあるようで、
隣県との格差が目立ったところもあるようです。
新たな最低賃金は10月1日以降順次適用されますが
時給のアップと共に、
配偶者控除などの税収や社会保険料の問題もはらんでいるため
今回の1,000円超えは
純粋に喜びたいところですが、難しい問題ですね。