「敬老の日」
9月16日は敬老の日ですね。
何歳からが高齢者かですが
法律や制度によって異なります。
健康保険では、65歳~74歳が前期高齢者
75歳以上を後期高齢者としており、
高年齢者雇用安定法では65歳までの
就業措置の確保を定めたり
年金は65歳を受け取りの基本にしているなど
おおよそ65歳以降を思い浮かべますね。
総務省は15日に65歳以上の
高齢者の推計人口を発表しました。
15日時点の高齢者は前年比2万人増の3625万人
総人口に占める割合も29.3%
いずれも過去最高。
世代別でみると、70歳以上は2898万人
総人口の23.4%
80歳以上は1290万人
総人口の10.4%となり
年々割合は高まっています。
ベビーブームに生まれた世代が
65歳以上になる2040年には
65歳以上は34.8%に達すると見込まれています。
一方労働力調査では、
高齢者の就業率は前年と同じ25.2%
4人に1人が働いているようです。
15歳以上の就業全体に占める割合は13.5%で
およそ7人に1人が高齢者。
人口構造からみてもまあ納得の数字ではあります。
今後高齢者の人口の増加と少子化に伴い
労働の担い手とならざるを得ない環境で
今までの労務では対応しきれない事も
多々出てくると思われます。
今後それを見越し法律も
ばんばん改正されていきそうです。
また年金財源の確保からも
働く高齢者を国としては
推し進めていきたい思惑はありますので、
在職老齢年金や支給開始年齢も
何か動きがあるのでしょうかね。
何はともあれ、年金制度自体も
今大きな局面にあるようです。
とりあえず、制度が変わるたびに
年金は計算がややこしくなるので
毎回思いますが、
シンプルにしていただきたいものです。