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「法律改革と意識改革」

おはようございます。

短時間労働者も正社員の入る厚生年金に入れる

特定適用事業所の範囲が拡大しています。

特定適用事業所は

週の所定労働時間が20時間以上

雇用期間が一年以上見込まれる

賃金の月額が88000円以上

学生でない

の条件を満たした場合

社会保険の加入をさせる必要があります。

この改革、

保険料負担により会社側の負担もありますが、

働く側も手放しには喜べないようです。

社会保険料が会社と折半になり、

将来もらえる年金は増えますが、

サラリーマン世帯のパート主婦などは

被扶養者になっているので、

保険料を負担していないことが多く、

今回の改革は手取りが減るといった

イメージにつながりやすい。

実際働かれている従業員の方から

「それであれば週20時間以内で働きたい」

と言った声もあるようです。

国は今負担があっても将来一生受給できる

年金が手厚くなることのメリットを

強調しています。

確かにそうなのですが、

今を生きているとなかなかピンときません。

法律改正は常により良い未来を見据えて

施行されるのでしょうが、

そこに伴う意識も変わっていかないと

なかなか浸透しません。

どのような働き方をすると

企業と労働者双方に良いのかを

これから話し合う機会が多くなると思いますが、

未来の年金額だけではなく

将来のキャリアプランを見据えた

働き方を労働者の方が考えれるような

話し合いを持たれると良いかもしれません。

企業側の負担はかなりあるとは思いますが、

例えば今まで短時間で入っておられた従業員が

もっと能力が発揮できるような

人事配置ができるかもしれません。

労働者側も一人一人のキャリアを見据えた

働き方をきちんと考えることで

モチベーションが高まっていくでしょう。

今色々法律改正がされていますが、

枠だけつくるのではなく、国の方で

そこにキャリアを踏まえた支援が行えるよう

何か支援策出してくれるとありがたいなあ

と思っております。

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